第8回SALMON KINGは誰の手に!?
利尻島サケ釣り大会運営本部長 柏谷 愛一 氏
【VOICE】 第2弾

【VOICE】第2弾は10月5日(前夜祭)・6日と開催される利尻島の秋の人気イベント『サケ釣り大会』の運営本部長である柏谷さんにお話を伺った。
実は、柏谷さんはJAL/ANAが運行している利尻空港事務所の係長を努め、観光客の安全や島民のため、空の生活路線を日々守る『顔』も持つ。
そんな柏谷さん、根っからの利尻生まれの利尻育ち。利尻島のそれぞれの季節の楽しみ方をしらないはずがない。その一つが秋の『釣り』だ。「秋に釣れる魚は多いべよ(笑)」と一言。

「鮭の他にも『ブリ』だべ、『ホッケ』だべ、あっ『カレー』も釣れべさ。釣りしてたら、ついつい楽しくて時間が経つのを忘れてまう」と笑みがこぼれる。ざっくばらんな気さくな人柄だ。昨年の大会では島内・島外合わせて約140名が参加するほどの人気を誇る。早速今回の大会の醍醐味を聞いてみた。


Q:サケ釣り大会は第8回目を数えるが、そもそものきっかけは?
柏谷さん:「サケ釣りの仲間と一緒に一杯やりながら、サケ釣りの楽しさを広めたいって思ったのがきっかけ」と話す。「利尻は『山』の観光イメージが強いけど、やっぱ、この利尻の『海』を楽しまなきゃもったいないしょ」とつづく。
「利尻島って夏だけじゃないんだよ。それぞれの季節の楽しみ方がわかれば、きっとみんなも来てくれると思うよ」。
Q:8回目を通してサケ釣り大会に望むものは?
柏谷さん:「そう、早いもので第8回を数えるところまできた…。日本全国の釣り大会は数あれど、実は【サケ】に絞った大会はこの時期の、この利尻島だけ。参加者からも言われるけど、利尻の人は“釣人”にも優しいって。住人の心ある受入と、釣人のマナーの厳守をしっかりと伝えながら、できる限りこの大会を続けていければうれしい」と語った。
Q:大会を運営する上で、一番ご苦労される事と、一番うれしい事は?
柏谷さん: 「苦労している事は大会を手伝ってくれる人を探すことかな。手伝ってくれる方々の多くは家族を持ってるし、仕事を持っている方がほとんど。秋は子供の学校の行事も重なるからね、わかるんだ。」と話す。「うちの大会の良いところでもあるんだけど、“ビギナーからベテラン”までが混在しているから、ルールづくりは苦労したよ」と真剣。しかし一転笑顔になり、「でもね、一番うれしいのは、そんな中手伝ってくれる仲間がいること。本当に感謝だよね。そして第3回目くらいから、サーモンキングは今年はやるのかい?って楽しみにしてくれる人から声をもらんだよね」と自然に微笑が浮ぶ。
最後にご自身も“SALMON KING”の称号を手にいれた経緯をもつ柏谷さんに、今大会参加者へ一言を。
柏谷さん: 「参加してくれる皆さんが、この絶景の中で自分の好きな“釣り”を思う存分楽しめる場所は、利尻島だけ!! こればっかりは、この大会に参加しなければわからないかも」と。「釣りのやらない人でも気軽に参加できる大会だから、堅苦しく考えないで、ぜひどんどん参加してください!」と、心から語る柏谷さんの暖かい人柄の印象が残る。
第8回サケ釣り大会は概要はhttps://rishirifuji.jp/articles/249/を参照下さい。申込みは鴛泊フェリーターミナル観光案内所・利尻富士町役場1F産業振興課商工観光係・利尻富士町鬼脇支所そしてファミリーマートはたけやま鬼脇にて受付中。締め切りは9月30日まで。