国内外の観光客へタイムリーな情報提供を

利尻富士町観光協会長 工藤 明夫 氏

【VOICE】 第1弾

VOICEの第一弾として、利尻富士町観光協会長でもあり、利尻マリンホテル代表取締役である工藤氏に、利尻島の観光についての『ボイス』を頂戴した。

工藤 氏 : まずはじめに、日本各地そして世界各国から次々とお越しになって頂いている皆様へ心より感謝申し上げます。利尻島はご承知の通り1,721㍍の秀峰利尻山を島の中央に構え、日本のものとは思えない四季折々の景色を織りなす美しい島でございます。

ここ利尻島は稚内から海路約1時間45分、そして新千歳空港・丘珠空港の空路は約60分とアクセスしやすい離島でございますので、皆様にぜひ足をお運び頂ければ幸いです。当協会と致しましても来島する皆様が、より一層楽しくご満足いただける滞在を目指し、努力を重ねて参る所存でございます。

Q:2019年のシーズン途中ではありますが、今シーズンの観光客の傾向はどうですか?

工藤 氏 : 本年5月は10連休という事もあり、道外はもとより道内の方々が多数訪れて頂きました。個人客では国内外からの来島者数は堅調な滑り出しでしたが、6月・7月は10連休の反動、また西日本でみられた連続する悪天候など、いろいろな要素が複合し、若干マーケットの動向が鈍っているのかな?と感じる事があります。

Q:インバウンド(海外旅行客)のお客様については?

工藤 氏 : 台湾・香港・中国の旅行客が多く、シンガポール、アメリカ、ヨーロッパそしてオーストラリアからもお越し頂いております。世界の皆様に、この美しい利尻島が広まってきている事を素直に喜びたいですね。だからこそ、インバウンドの受入にあたっては、関係機関とも協力を図りながら進めていければと思っております。当協会で運営している鴛泊フェリーターミナル案内所は、利尻富士町行政の協力を頂戴し、JNTOよりパートナーというカテゴリーではありますが認定され、海外からのお客様の対応のあり方について努力しているところでございます。配布物には多言語表記等を推進しておりますが、インバウンドのキャッシュレス対応の進捗も引き続き注視しているところでございます。 

Q:このホームページを通してどの様な情報発信をお考えですか?

工藤 氏 : この度、日本財団と日本ロマンチスト協会より、『恋する灯台』として、利尻富士町にあるペシ岬鴛泊灯台が認定されました。当協会としてもPR強化を図る為、滞在型のミニツアーを試験的に実施しております。このツアーの特典として、参加頂いたお客様のツアー写真を、お客様自身がアクセスしてダウンロードできるようにとの思いから、臨時的ではありますがホームページを作成しました。すでに利尻島には『りしぷら』という観光HPがあり、島全体の情報が細かくアップされ、島内島外から好評を頂いております。当ページでは、コラム形式で新聞や雑誌のように、読みやすくそしてタイムリーな情報提供を心がけ、お越しになられる皆様の滞在がより一層充実してもらえる内容になればと考えています。

Q:9月・10月(秋)の観光のオススメを教えて下さい。

工藤 氏 : 9月は晴天率が高く、空気が澄み渡る時期なんです。残暑が厳しい本州とは違い、『スポーツの秋』として、登山やサイクリングと言ったアクティビティはイチオシです!また『食欲の秋』でもありますから、利尻をはじめ北宗谷の海鮮をご賞味頂ければきっと楽しい滞在になると思います。秋の『利尻島・礼文島』を是非ご堪能ください。