利尻島【Photoでみる観光スポット(がんちくの浜)】

【鴛泊地区 がんちくの浜】

夏の利尻島の朝は早い。天気や風をよみ、漁師が一斉に出港する。出港といっても大きな船ではなく、磯船と言われる一人が乗れるほどの小さな船であるが、

利尻の海産物でもっとも人気がある海鮮食材と言えば、言わずと知れた利尻ウニである。

利尻のウニ漁は例年6月上旬または中旬から漁が解禁となる。資源確保の上から、捕獲できるウニの大きさや、時間制限も設けられていることから、一分、一秒、を大切に漁をする。その姿は、まさに真剣そのものなのである。

利尻のウニが極端に高価なのにも訳がある。利尻のもう一つの高級で京都料亭などに卸されている「利尻昆布」を餌に育つのが利尻のウニだから、殻を割った時点で昆布の旨味ある香りがその場を包み込む。食さずともクオリティ(品質)とプライス(価格)に納得せざるを得ない。一方、利尻島の漁業者数は年々減少傾向にあり、高齢化が進んでいる。そんな中でも、若い利尻島の漁師さん達は元気だ!利尻島の海を守る為に、海産資源を守り、多くの人へ利尻島の海の魅力を伝えるよう、情報発信や多岐にわたる取組を行っている。ぜひNORTH FLAGGERS(ホームページ)を覗いてみて欲しい。

【磯船でウニを捕獲する】
【左(のな)右(馬糞)】

さて、ウニに話を戻すと、利尻島の水揚生産高(金額)は、無論一位を取る。ウニには2種類がある事はごぞんじだろうか? 甘くて味わいが濃厚で、鮮やかなオレンジ色をした高級ウニが「馬糞ウニ(エゾバフンウニ)」と言われ、グルメTVで良くみるウニだ。利尻島全水揚高の約25%(令和元年度)を占め、もう一つは、さっぱりした味で棘が大きい「のな(キタムラサキウニ)」と言われるウニ。一般的なウニのイメージは実はこの「のな」の方だ。「のな」は全体の13%を占め、2種類のウニだけで水揚生産高の38%を占める利尻島の稼ぎ頭だ。

【8月の早朝の漁】

利尻島に来た時は、「食べる」ウニだけではなく、利尻町ウニ種苗センターにも足を運び、ウニの生態やおいしさの秘密など見てみることをおススメする。実はこの利尻町ウニ種苗センターは2018年8月から一般の方にも無料開放されていて、ちょっとしたウニ博士になれるかも…だ。現在の上皇陛下もお越しになられているから驚きだ。天気が良く、風がない日は、ウニ漁も近くの浜から見えるので、ぜひ早起きしてみよう。