利尻島【Photoでみる観光スポット(北見神社)】

利尻島内にある神社仏閣は多い。しかしながらその中でもぜひ皆さんへ足をお運び頂きたい神社がある。それは鬼脇地区にある「北見神社」だ。
鴛泊フェリーターミナルから車で約20分程度走ったところに鬼脇の町が見えてくる。街並み中に到着すると、走ってきた道の真正面見えてくる。バスで行く事も全然可能なのだが、レンタカーなどが一番便利であろう。最近ではサイクリストも訪れているスポットだ。
ここは早春5月下旬に境内に桜が咲き乱れ、お花見スポットとにもなっていて、足を止める方は多い。残念ながら本年は桜の木の下での飲食は控えて頂き、のんびり、ゆっくり見て欲しい。さて、ここの神社の特色は、先に触れた桜はもちろんだが、「北海道三景の碑」が建立されているところだろう。
「北海道三景」とは、当時の小樽新聞社が大正12年に創業30周年を記念し、一般の方より北海道内ですばらしい景色の三景を投票する企画があったようで、見事「利尻富士」が一位に輝いた。それを記念とし、記念碑を建立し今に残る。
大正から、すでに脚光を浴びている利尻山は、その当時から名峰の一つであったことは、この記録からも間違いない。
当時の新聞には、除幕式の最初は、雲が空一面に覆っていたが、建碑がお披露目された頃には、太陽が差し、美しい「利尻富士」が記念碑と共に顔を出したとされている。

その状況が当時の小樽新聞の記事には「偶然か否か、建碑とともに霊峰 雲を排して現はる 鬼脇有志連日の努力」と題され掲載されたのである。