利尻島【令和2年 利尻島 ウニ漁がはじまる】

皆さんがお待ちかねの利尻島名物『うに』の漁が始まった。風が強い日は漁ができないので、限られた夏の早朝から極上の『うに』を求めて漁が開始される。利尻に来る皆様から一番聞かれる人気食材である事は言うまでもない。昨年まではインバウンド、特に台湾やシンガポールの来島者から自動翻訳機を片手に、「Uniどこで たべられますか?」との問い合わせが多い。ネットを駆使してあらかじめレストランなどは調べてきているようだが、場所がわからないようなので希望の食事処を教えて差し上げるとニッコリ(^^♪。うに丼はもちろんだなのだが、うにの土瓶蒸しまで知っているから驚く。その他にも、うに取り体験や価格帯なども承知済みだから感心する。今年はインバウンドがいない夏になりそうだが、道外のお方々からも、『利尻うに』を求める人はあとをたたない。

殆どの方々は『うに』といえば…トゲの大きい『むらさきうに』をイメージする。島人は『のな』って呼ぶ。生きている『のな』を見ていると、本当にトゲトゲの足で移動するのがすぐわかる。割って食べるとこれまたうまい!さっぱりしているライトな味がする。ぎとぎとしてないなく、食べやすいとの声が多いのが特徴の『うに』だ。
…で、TVテレビや雑誌などで、身がオレンジ色で味は濃厚。舌触りがとろけるような感覚でリッチな味な北海道の『うに』はこの馬糞うにを指す。トゲが小さく、馬の糞のような形が名前の由来だそうだ。値段もやっぱりいい値段(笑)がする。食事処でうに丼を食べると例年なら一杯4,500~5,000円前後。今年は新型コロナの影響で3500円~4,500円前後になりそうだ。いずれにせよ贅沢なランチ。利尻の『うに』は他と違い、日本一級品の利尻昆布を食べて育っていて、身を割ると昆布の匂いが薫る。恵まれた利尻山の自然のめぐみが雨を通して流れ出し、ミネラル豊富な海水に昆布が育つ。その昆布を食べるのだから北海道の中でも高級品の『うに』となるから納得の料金なのである。

利尻に来た際は、観光の方々は思い出に、出張でこられる方々はちょっと自分にご褒美をあげてみてはいかがでしょうか?
